評価される実写漫画と酷評される実写漫画
よく漫画の実写化される際、実写化すべき?しないべき?の賛否が起こります。
制作サイドからいうと人気漫画は最高のコンテンツであり、漫画が人気あるなら実写化させてもある程度の話題と収益は期待できるという思惑はあるだろう。
実際、少年漫画少女漫画問わずあらゆる漫画が実写化の素材にされてきました。
ただ、人気コンテンツだからある程度作風にあわなくてもキャストゴリ押しで制作していくと必ず批判にさらされます。
特に原作漫画のファンにとっては、漫画のストーリーや世界感、登場人物に対する愛情は一般の人にはわからないことでしょう。
実写化で失敗する作品の特徴
・原作に対してのリスペクトがない
・キャスト含めスタッフに原作に対しての世界観の理解がない
・原作に対し大幅な改変が行われている
・原作をしらないユーザーは楽しめない
また、初期作品では人気もあったのに、のちにリメイクした作品はキャストも一新され残念な仕上がりになったものが多くあります。
例に出すと「GTO」や「デスノート Light up the NEW world」などがあげられます。
「GTO」は1998年に反町隆史と松嶋菜々子が主演で実写化されたテレビドラマである。「GTO」の主人公鬼塚英吉のイメージと反町隆史のイメージが見事にはまった名作だと個人的に思います。松嶋菜々子の冬月あずさも最高でした。
この作品はのちの2012年にリメイク版として、主演AKIRA(EXILE)で制作されました。ただ反町隆史のGTOがあまりにもイメージ強く、とても残念な仕上がりでネットでも酷評されていました。
「デスノート」は2006年に藤原竜也、松山ケンイチが出演した作品で、漫画同様の世界観をうまく表した人気映画でした。2016年に続編として「デスノート Light up the NEW world」が公開されましたが、原作にはない設定が追加されたり、魅力の一つでもある頭脳戦メインではなくアクション多めとさんざんな作品でした。
そんな中これは見るべきという5作品を紹介したいと思います。
おすすめの実写化漫画作品
第5位 20世紀少年
浦沢直樹先生の大作コミック「20世紀少年」は、唐沢寿明さんの主演映画として実写化しました。三部作で公開され、豊川悦司さん、佐々木蔵之介さん、香川照之さん、常盤貴子さんら大物のキャストが勢ぞろいしたことで話題になりました。
ストーリーは、幼いころに空想で未来滅亡を書いた「よげんの書」。大人になるにつれてその記憶も忘れていくなか、「よげんの書」に書いた出来事が実際に起こっていくことに。
幼いころ仲間たちが地球滅亡を阻止するため結成した「地球防衛軍」が再び終結し物語の核心に迫っていく。

第4位 デスノート
週刊少年ジャンプ連載漫画で、衝撃の結末を迎えた「デスノート」。作品に触れた人ならば、「もし自分がデスノートを持っていたら…」と空想してしまったことでしょう。
2006年に前後編の実写化映画が公開され、藤原竜也、松山ケンイチをはじめデビュー間もない戸田恵梨香など演技派のキャストが勢ぞろい。脚本のできも非常によく、原作の魅力を一切損なわない作風で大成功を収めました。
ストーリーは、藤原竜也演じる秀才高校生「夜神月(やがみらいと)」が「デスノート」と呼ばれる書いたことが現実に起きるノートを手にしたことで、正義の名のもとに殺戮を繰り広げていく。絶対に正体をばらせない夜神月と、その正体を暴こうとする松山ケンイチ演じる世界的名探偵「L(エル)」との頭脳戦は見ごたえ十分です。

第3位 るろうに剣心
週刊少年ジャンプの黄金期を代表する作品のひとつるろうに剣心。
公開前は批判の声も多く聞かれていましたが公開後は大絶賛され続編も決定。全三部作として公開されました。その人気作品が2020年に最終章の公開も発表され再注目されることでしょう。キャストは佐藤健、藤原竜也、武井咲など豪華メンバーで固められストーリー世界観ともにすばらしい作品といえるでしょう。
ストーリーは、幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客、佐藤健演じる緋村剣心。明治維新後は「不殺」(ころさず)を誓い、流浪人として全国を旅していた。武井咲演じる神谷薫との出会いや、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵達との戦いを通じて、贖罪の答えと新たな時代での生き方を模索していく。 映画では「京都大火編」を中心に構成されていて最大の敵、藤原竜也演じる志々雄真実との死闘は最後までハラハラさせられます。

第2位 今日から俺は
西森博之による人気ツッパリ漫画『今日から俺は!!』。1988年から1997年まで増刊少年サンデー・週刊少年サンデーで連載された懐かしい人気漫画。
2018年にはそんな原作をベースに、多くのヒット作品を手掛けてきた福田雄一がドラマ化。キャストに賀来賢人、伊藤健太郎、橋本環奈らを採用し想像の斜め上を行くツッパリコメディードラマとして、幅広い世代から人気を集めた。
ストーリーは、元普通の高校生賀来賢人演じる三橋貴志と伊藤健太郎演じる伊藤真司が、転校した高校でヤンキーになることで繰り広げられる痛快コメディ作品である。

第1位 銀魂
週刊少年ジャンプで連載された人気の作品「銀魂」は、2017年に実写化映画が公開されました。公開前はファンに不安視されたものの、原作の魅力であるパロディー要素がふんだんに盛り込まれたコメディーアクションとして成功しました。キャストは、小栗旬、橋本環奈、菅田将暉などその他豪華メンバーとなってます。
ストーリーは、江戸時代末期地球は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人に侵略され開国をすることに。
天人の襲来より20年後、菅田将暉演じる志村新八、橋本環奈演じる神楽の2人がひょんなことから小栗旬演じる坂田銀時の「万屋(よろずや)」で働くことに。
この3人を中心に繰り広げられる笑いあり感動ありの物語は実写化最高傑作といっても過言ではないでしょう。

ほかにもまだまだ紹介した作品があるので、今後も追記していきたいと思います。
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